八王子学園 八王子高等学校
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17Hachioji Senior High School 旅立つHachigaku生OB・OG INTERVIEW文理コース特進クラス出身中野 克聡 さん東京外国語大学国際日本学部前田 ほのか さん北海道大学総合理系英語に本格的に興味を持ったのは中3で参加した海外研修でした。言葉が通じない現地の人とのコミュニケーションが楽しかったのです。高校でも短期留学やホームステイなど海外を体験できる機会は積極的に活用し、また所属していたインターナショナル部でのニュージーランド出身の先生との交流も楽しみのひとつでした。しかし、海外の人との交流が深まれば深まるほど感じたのが、相手の方が自分よりも日本について詳しかったりすること。日本古来の文化や風習について質問されて、答えられないことが結構あったのです。そうした背景もあり、大学は「日本」について国際的な視点から深く学べる東京外大の国際日本学部を志望しました。塾にも予備校にも通わず、受験勉強の主戦場は学校の自習室でしたが、先生方のサポートもあって無事に合格できました。海外留学生との交流も多い学部なので、「世界の中における日本」について深く研究することで、国際的な視野を広げたいです。「日本」について、意外と知らない日本人。国際的な視点で日本を語りたいです。文理コース特進クラス出身誰かに「高校時代に一番頑張ったことは?」と聞かれると「勉強です」と胸を張れるほど、自分でも頑張ったと思います。最初は選抜クラスに入学したのですが、その後、試験を受けて特進クラスに転クラス。そこで国公立大学を目指して勉強を頑張る人たちに囲まれ、自分の志望校も自然と高くなりました。授業前の朝の時間も放課後も自習室で、それこそクラブ活動のように勉強に打ち込んだ毎日。目標の北海道大学に無事に合格できてホッとしています。もともと興味のあった医療と工学の分野を同時に学べる「医工学」について北大では探究するつもりです。ただ北海道という縁もゆかりもない地へ行くので、親から反対されることも想定していましたが、高2でニュージーランドへ3カ月の短期留学を経験した時に、私がいない環境に慣れたそうで、快く送り出してくれました(笑)。大学合格はゴールではなくスタートなので、しっかり将来につながる勉強を大学でも頑張ります。高校で何よりも一番頑張ったことは「勉強です」と胸を張って言えます。文理コース特進クラス出身縄井 陽奈 さん千葉大学薬学部毎年春は花粉症に悩まされ、いつも薬のお世話になっていることで「薬」に興味を持ちました。病気やアレルギーで困っている人を助ける薬剤師という仕事を知ってからずっと憧れていたのです。高1の途中には薬学部を目指すことを決めましたが、ダンス部の練習と勉強との両立はとても大変で、それでも毎日最低2時間は勉強時間を確保することをノルマにして、2年生の終わりまではダンス部の活動を続けました。3年生になったときにダンス部を引退して勉強に専念することにしました。勉強がつらくなったとき、大好きなダンスを辞めたことの意味を思い出して自分自身を奮い立たせました。高3の体育祭で応援団の振り付けを担当したことも良い思い出ですが、振り返ると勉強と踊ることが私の八学生活でした。将来は薬剤師として病院で働き、多くの患者さんを助けるために役立てる存在になりたいです。勉強とダンスに明け暮れた八学生活。薬学部合格の力もダンスにもらいました。総合コース音楽系出身今田 俊輔 さん東京藝術大学音楽学部(トランペット)トランペットは母の影響で小4から始めました。合奏でもソロパートが多く、「花形」と呼ばれますが、一音間違えるだけで演奏そのものが台無しですから、それだけプレッシャーも大きく、毎回大きな責任を感じながら演奏をしています。それでも成功した際の達成感は格別。そこがトランペットの一番の魅力でもあります。高校から専門的に音楽を学べる環境が八学の音楽系の魅力です。しかも少人数なので、先生方は生徒一人ひとりの性格まで把握したうえで的確に指導してくださいます。また音楽系の生徒の多くが吹奏楽部に所属していますが、その存在も大いに刺激になりました。八学の吹奏楽部はレベルが高く、練習も大変ですが、ともに頑張った吹奏楽部の仲間たちがいたから受験も乗り切れたのだと思います。将来はトランペットで人を感動させられる演奏者になることが大きな夢。そのためにも大学でもっと演奏力を磨きたいです。「作品」を一緒に作り上げてきた吹奏楽部の仲間たちに受験も支えられました。【卒業生インタビュー】

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