朋優学院高等学校
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私が東大を意識するようになったのは、将来の進路を決めかねていた時期に、入学後に進路を選べる東大を担任の先生に勧められたことがきっかけでした。当初は拘りがあったわけではないのですが、東大入試の問題は学問的なものが多くて純粋に楽しく、勉強をやっていく中で自然と東大に行きたいという気持ちが高まっていました。各教科の先生に個別に添削していただいたのが大変ありがたく、添削を通じて考え方や理解を深めることができたおかげで合格することができました。実際に東大に入学してみて一番驚いたのは、多才でアクティブな人が想像以上に多いことです。日々本当に良い刺激を受けており、良い進路選択をできた高校生活に改めて感謝しています。東京大学文科Ⅲ類3年 佐野 静香私は東京大学に進学し、大学院では燃料電池の研究をしていましたが、修了後はアサヒ飲料株式会社に就職しました。研究してきたことと全く違う業種の会社に就職したのは、新しいことへの挑戦が学生時代からとても好きだったからです。これは高校生の時に、君には努力する才能があると担任の先生に言ってもらったことが大きく影響しています。その時に努力を重ねていけばどんな壁も乗り越えられると学べたことで、困難に立ち向かうことが苦にならなくなりました。最近は会社の経営に興味を持ち始め、休日には社内のことや経営学を学んでスキルアップに努めています。今後は社外の方とも積極的に関わることで視野を広げていきたいと考えています。藤江 翔 アサヒ飲料株式会社 近畿圏統括本部 近畿圏営業企画部 副主任(本校特進コース卒・東京大学大学院工学系研究科機械工学専攻卒)高校で最も印象に残っているのは東北研修旅行です。その時に仙台で一人暮らしをしたいと思ったことが東北大学を志望するきっかけでした。受験勉強に関しては、周りの人達に本当に助けられました。それまで真面目な高校生活を送ってきたとは言えない私でしたが、私に合ったアドバイスをくださった先生方や、毎日図書室で一緒に勉強した友人たちのおかげで、サボりたくなる弱い自分に勝つことができました。そして大学に合格して、仙台での一人暮らしが本当に始まったときは、人生の新たな一歩を踏み出した心地がしました。高校時代と生活が大きく変わり色々と大変な面もありますが、むしろそれが楽しく、望んでいた自由で刺激に満ちた日々を満喫しています。東北大学工学部3年 田中 詠私が所属する基礎原料化学品部は、主にアジアの国々を対象とした化学品の輸出入を行う部署です。私は輸出入の際の仲介役となって、日程調整や船の管理をしています。もちろん英語でのやりとりです。高校時代に毎日取り組んだ英語の音読や読解力を活かし、大学で実践的に英語を発信していったおかげでなんとか業務ができています。また、大学時代に多くの先輩や社会人の方と関わってきたことが、さまざまな場面で役立っています。まだまだ社会人としては未熟でありますが、高校での最後まで高い目標を掲げ、ひとつひとつ着実に達成していった経験を活かし、今後は社内外問わず信頼してもらえるような、部署のレベルを底上げできるような存在になれたらと思っています。軽部 優子 伊藤忠商事株式会社  エネルギー・化学品カンパニー 基礎原料化学品部 基礎原料課(本校特進コース卒・慶應義塾大学文学部卒)14のメッセージ

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